10開業1ヶ月前
リスクマネジメントの必要性について
勤務医から開業医になる場合の保険や保障等の見直しについての事項です。金融機関の借入や独立開業という一つのイベントで考えた場合には、見直しを行うには良いタイミングではないでしょうか?医師会での取扱や医療機関を専門に担当されている保険代理店もあります。奥様や家族と相談の上、必要な額と内容をご検討ください。
スタッフの研修と接遇
採用が決まったスタッフを建物・内装の引渡日前後で初出勤をしてもらいます。事前に制服や靴等の色決めや採寸をしておけば、当日に間に合わせることも可能です。当面は、医院内の整理や準備、レセコンや器械の操作が主な業務ですが、予定を立てておけば半日程度の出勤で準備は出来ると思います。開業の準備が整った段階で、院長より医院開業にあたっての研修や接遇研修を行います。接遇研修はコンサル会社が行うものから、医薬品卸会社等が行ってくれるものまで、身近な研修になってきました。但し、サービスで行ってくれる場合では3時間位の接遇なので、どの程度スタッフに役に立つかは疑問です。専門会社に接遇研修を依頼された場合は、トータルで10時間位の研修が行われますが、スタッフの緊張感は違いますし、開業後のフォローもしてくれます。医療関連に経験のある会社は業種にこだわらず、実績を持っているようですが、どの位の費用を出せるかがポイントではないでしょうか?
開業迄の最終準備
基本的には、お知り合いの方々への医院開業の挨拶状や開院広告を準備していきます。最近では、いわゆる開業パーティはほとんど見かけなくなり、「開院内覧会・見学会」という名目で、近隣の方々や知り合いのDrなどを招き入れるスタイルが見られます。地域にクリニックとDrの存在をPRするには良い方法と感じています。来院の際には何某かの記念品を渡されることも多くなりました。準備が間に合わなかったり、日祭日の関係で日程の調整がつかない時は、医院開業後の日曜日に行うケースもございます。
医院開業の準備の中で忘れてならないのは、各種書類の準備と提出です。特に締切日のあるものはスケジュールに入れて、必ずチェックを忘れないようにしてください。
医院開業に関係する届出先としては、
- 保健所
- 市役所又は町役場(福祉事務所)
- 九州厚生局
- 労働基準監督署
- ハローワーク
- 税務署